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災害時に活躍、モバイルファーマシー

    画像引用元:モバイルファーマシー (災害対策医薬品供給車両) | VANTECH株式会社

    まとめ

    令和6年元日に発生した能登半島地震において、各地より派遣された「モバイルファーマシー」が活躍しています。

    モバイルファーマシーは、平成23年3月に発生した東日本大震災を機に導入され、現在は全国で20台ほど稼働しています。
    「災害対策医薬品供給車両」として、地震や大雨、大雪などの大規模災害で水道や電気といったライフラインが寸断され、薬局機能が壊滅的な地域に派遣されます。

    引用:厚生労働省 on X(2024年1月16日)より

    石川県能登地方を震源とする地震について( 第 3 7 報 )厚 生 労 働 省 令和6年1月 16 日1 5 時 0 0 分 現 在より抜粋

    キャンピングカー製造・販売大手のバンテックと共同開発された車両は、調剤カウンターや錠剤棚、電子天秤、分包機、保冷庫などの調剤に必要な設備が整っています。
    また、ライフラインが寸断された被災地での活動に対応するため、大型のバッテリーやソーラーパネルなどの電源、水のタンク、衛生携帯電話や簡易無線機などの通信機能を搭載しています。
    さらに、支援の長期化に備え、ルームエアコン、トイレ、温水シャワー、ベッドなど生活に必要な設備も充実しています。

    災害発生時には薬剤師等と共に被災地へ出動し、医薬品の供給、災害処方箋の調剤、服薬指導などに従事します。

    平成28年の熊本地震の際にも、被災地で活動しています。このような現場での経験や運用実績、最近では新型コロナウイルス感染症などの感染対策をもとに改良が重ねられています。

    平時には自治体の啓発活動、薬と健康の週間、模擬調剤などのPR活動で活用されています。

    モバイルファーマシーが被災地において、健康や医療を支える役割を果たすことを期待しています。

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    medi-up編集部
    実務経験のある薬学部出身者などの医療従事者を中心に構成されており、 専門家の目線で多数の記事を執筆している。数多くの取材経験を通して得たネットワークをもとに、 薬剤師療界の役に立つ情報を発信中。
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