薬剤師として働く中で、 「今の自分には、どんな働き方が合っているのだろう」 と考えたことはありませんか?
今回お話を伺ったM様は、 調剤薬局での正社員勤務と派遣薬剤師を経験した後、 現在はフリーランス薬剤師として働いています。
しかし、最初からフリーランスを目指していたわけではありません。 ライフステージの変化を控える中で、自分に合う仕事を探した結果、 フリーランスという働き方にたどり着きました。
この記事では、M様にこんなことを伺いました。
・これまでの薬剤師としての経歴
・フリーランスを選んだきっかけ
・実際に働いて感じたメリットと大変さ
・フリーランスとして大切にしていること
・「きょうりょく薬剤師」を利用した感想
M様のこれまでの薬剤師としての経歴
M様は薬剤師として、まず調剤薬局で勤務しました。
その後、派遣薬剤師としての勤務を経験し、 再び調剤薬局へ転職。 その後もう一度派遣薬剤師として働き、 現在のフリーランスという働き方に至っています。
これまでさまざまな薬局で勤務し、 特殊な一部の診療科を除いて、 幅広い処方に触れてきました。
現在は派遣との掛け持ちではなく、 フリーランス薬剤師一本で働いています。
フリーランスを選んだきっかけ
M様は、最初から 「フリーランス薬剤師になりたい」 と考えていたわけではありません。
当時は派遣薬剤師として働ける仕事を探していましたが、 希望に合う求人がなかなか見つからない状況でした。
そんな中、Webで仕事を探しているときに見つけたのが、 「きょうりょく薬剤師」の案件でした。
フリーランスになりたかったというより、 自分の状況に一番合っていたのが、 フリーランスという働き方でした。
案件への応募をきっかけにフリーランスとして働き始め、 その後も継続して仕事をするようになりました。
最初からフリーランスを目指していたのではなく、 自分に合う仕事を探した先に、フリーランスという選択肢があった というのがM様の働き方の始まりでした。
ライフステージに合わせて働き方を考える
M様が働き方を考えるうえで大きかったのが、 ライフステージの変化でした。
今後、生活環境が変わる可能性があったため、 一つの会社や勤務先に固定される働き方ではなく、 状況に合わせやすい働き方を考えるようになりました。
そのため当初は短期契約の派遣などを探していましたが、 希望に合う仕事がなかなか見つからず、 そこでフリーランスという選択肢に出会いました。
「フリーランスになること」が目的ではなく、 今の自分に合う働き方を選んだ結果でした。
雇用形態から働き方を決めるのではなく、 「今の自分には、どんな働き方が合っているのか」 から考える。
M様のお話からは、 ライフステージに合わせて働き方を変えるという 一つの選択肢が見えてきます。
フリーランスになって感じた「自由」と「緊張感」
M様が率直に挙げたのが、 「働いた分だけが収入になる」 という点です。
正社員のような月給制とは異なり、 稼働しなければその分の報酬は発生しません。 祝日などで稼働日数が少なくなれば、 その影響が収入にも表れます。
もう一つ感じているのが、 契約がずっと保証されているわけではないことへの緊張感 です。
契約が続くとは限らないという緊張感があるからこそ、 しっかり働こうという気持ちにもなります。
正社員時代と比べると、 体調を崩して休むことにも以前より気を遣うようになり、 少し気疲れを感じることもあるそうです。
フリーランスは自由度がある一方で、 自分の働き方が収入や契約に直接つながる という責任もあります。
大切にしているのは「調和」と「姿勢」
M様が挙げたのは、 「調和」と「姿勢」 という言葉でした。
薬局の仕事は、 一人ですべてを完結させるものではありません。
そのためM様は、 個人の能力だけではなく、 チームとしてどれだけ力を発揮できるか を大切にしています。
能力だけではなく、 人柄も大切だと思っています。
フリーランスだからといって、 自分のやり方だけで仕事をするのではなく、 その薬局の環境やルールを理解し、 周囲と協力しながら仕事を進めていく。
さまざまな環境で働く可能性があるからこそ、 薬剤師としての経験だけではなく、 周囲と調和できる力も大切だと考えています。
フリーランス薬剤師に向いている人
M様がまず挙げたのが、 「待ちの姿勢ではない人」です。
フリーランスの場合、 勤務する薬局のやり方や状況を理解しながら、 自分で考えて仕事を進めることが求められます。
- 指示を待つだけではなく、自分から動ける
- 新しい環境でも状況を見ながら仕事ができる
- 一通りの薬局業務を経験している
- 周囲と協力しながら柔軟に対応できる
「今、何をするべきか」 「自分にできることは何か」を考え、 自分から動けること。
M様のお話からは、 薬剤師としての経験と、自ら行動する姿勢 の両方がフリーランスとして働くうえで重要だと分かります。
「きょうりょく薬剤師」を利用して感じたこと
M様が特に助かったと感じたのが、 契約に関するサポートでした。
フリーランスとして薬局と直接仕事をする場合、 本来であれば契約書などについても 自分自身で対応する必要があります。
「きょうりょく薬剤師」では、 薬局との間に担当者が入り、 契約書の作成などをサポートしています。
契約書を作ってもらえたことは、 すごくありがたかったです。 手間が省けて助かりました。
一方で、派遣と比較すると、 勤務開始前に薬局との面談があるため、 働き始めるまでに一つ工程が増える と感じた部分もあったそうです。
良かった点だけではなく、 稼働報告書などの手続きをさらに簡単にできれば、 より使いやすくなるという率直な意見もいただきました。
初めてフリーランスとして働く際にも、 薬局との契約手続きをサポートしてもらえることが、 M様にとって利用するメリットの一つになりました。
これからの薬剤師としての働き方
フリーランスになったからといって、 M様の薬剤師としてのキャリアに対する考え方が 大きく変わったわけではありません。
ただ、これからは薬局の中だけではなく、 外に出て患者様と関わる仕事にも 関心を持っています。
在宅医療など、 薬剤師が薬局の外で患者様を支える機会も増えています。 M様自身も、今後はそうした仕事を経験していきたいと考えています。
また、これまでさまざまな勤務先を経験してきたからこそ、 今後は一人の患者様と継続的に関わり、 その経過を見ながら支援していく仕事 にも興味があるそうです。
長く関わることで、 自分が患者様にどこまで貢献できるのかも経験してみたい。
M様が挙げたのは、 現在の仕事に対して 「自分だったら、もう少しできるのに」 という思いを持っている方です。
そう感じているのであれば、 自分自身の力を試すという意味でも、 フリーランスに挑戦してみることは 一つの選択肢ではないかと話します。
一方で、フリーランスとして働くには、 薬局業務を一通り経験し、 新しい環境でも自分で考えて動けることも重要です。
一通り薬局業務を経験しているのであれば、 年齢に関係なく、挑戦してみてもいいと思います。
まとめ|自分に合う働き方を選ぶということ
M様は、最初から 「フリーランス薬剤師になる」 と決めていたわけではありません。
正社員や派遣薬剤師として働いてきた中で、 ライフステージの変化をきっかけに、 今の自分に合う仕事を探した結果、 フリーランスという選択肢にたどり着きました。
今回のお話から見えてきたのは、 フリーランスには自由度だけではなく、 自分で考え、行動し、仕事に責任を持つことが求められる ということです。
- ライフステージに合わせて働き方を選ぶ
- 働いた分だけが収入になることを理解する
- 契約が続くとは限らない緊張感を持つ
- 周囲との「調和」と仕事への「姿勢」を大切にする
- 指示を待つだけではなく、自分から考えて動く
そして印象的だったのは、 M様がフリーランスを 「自由に働ける仕事」とだけ捉えていない ことです。
周囲と協力しながら、 その環境で自分に何ができるのかを考えて動く。
そうした姿勢も、 フリーランスとして継続して働くうえで 大切なことなのかもしれません。
フリーランスになること自体を目的にする必要はありません。 自分の生活やこれからのキャリアを考えたときに、 自分に合う働き方の一つとして検討することができます。
「今の自分には、どんな働き方が合っているのだろう」
そう感じたときには、
「自分はこれから何を大切にして働きたいのか」
から考えてみることも、一つのきっかけになるかもしれません。
