PHARMACIST CAREER
これからの薬剤師に
求められるもの
「薬剤師資格があるから大丈夫」で終わらせず、
これからのキャリアについて考えてみませんか。
「薬剤師なら食いっぱぐれない」
「資格があるから、転職先はいくらでもある」
「今の職場が合わなくても、また別の薬局を探せばいい」
薬剤師として働いていると、 一度くらいはこうした言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
実際、薬剤師という国家資格が大きな価値を持っていることは間違いありません。 専門的な知識を必要とする仕事であり、 医薬品を通じて患者さんの健康を支える重要な役割があります。
一方で、私はこれまで多くの薬剤師と話し、 同時に薬局側とも関わってきた中で、 「薬剤師資格を持っていること」だけをキャリアの安心材料にするのは、 少し危険ではないかと感じるようになりました。
「薬剤師として何ができるか」を考える。
これは、 「薬剤師の価値がなくなる」という話ではありません。
むしろ逆です。
薬剤師という専門性を持っているからこそ、 その資格をどう使い、どんな価値を提供できるのかまで考えることで、 キャリアの選択肢はもっと広がると考えています。
「薬剤師なら仕事には困らない」は、これからも続くのか
これまで薬剤師は、 比較的「転職しやすい職種」として語られることが多かったと思います。
調剤薬局、病院、ドラッグストアなど働く場所があり、 地域によっては今でも薬剤師の採用に苦労している薬局があります。
そのため、 「今の職場が嫌なら、また転職すればいい」 というキャリアの考え方でも、 ある程度成り立ってきた面はあると思います。
ただ、これから先も同じ状況が続くとは限りません。
「薬剤師が必要とされること」と、
「すべての薬剤師が同じように必要とされること」は違います。
薬剤師の需給、地域による偏在、 薬局業務の変化、医療DX、 そして人口構造の変化。
薬剤師を取り巻く環境そのものが変わっていけば、 薬局が薬剤師に求めるものも当然変わっていきます。
だからこそ、 「薬剤師免許を持っているから大丈夫」と考えるのではなく、 自分自身の価値を少しずつ積み上げていくことが大切だと思っています。
薬剤師資格そのものの価値がなくなるわけではない
ここで誤解してほしくないのは、 「薬剤師資格の価値がなくなる」と言いたいわけではないことです。
6年間薬学を学び、 国家試験に合格し、 医薬品に関する専門知識を身につけている。
これは誰にでもできることではありません。
私自身も薬剤師だからこそ、 この資格が持つ価値を理解しています。
問題なのは、
資格を「ゴール」にしてしまうこと。
薬剤師免許を取得した瞬間に、 その後何十年ものキャリアが保証されるわけではありません。
資格はあくまで、 薬剤師としてキャリアを築いていくための土台です。
その土台の上に何を積み上げていくかによって、 5年後、10年後の選択肢は変わってくると思っています。
これから差がつくのは「資格の先」にある部分
では、 薬剤師資格以外に何が必要なのでしょうか。
私は必ずしも、 特別な資格を追加で取らなければならないとは思っていません。
もっと基本的な部分にも、 薬剤師としての価値は表れるからです。
- 患者さんときちんとコミュニケーションを取れる
- 周囲のスタッフと協力して仕事ができる
- 自分で考えて行動できる
- 新しい業務や仕組みに対応できる
- 自分の得意分野や強みを説明できる
- 薬局や患者さんに対して、自分が何を提供できるか考えられる
こうしたものは、 求人票の「応募資格」の欄には書かれていないかもしれません。
しかし実際に人を採用する薬局側からすれば、 とても重要な部分です。
「一緒に働くことで何を生み出してくれる人なのか」。
薬局から見たときにも、薬剤師は一人ひとり違う
転職を考える薬剤師側からすると、 どうしても求人の条件に目が向きやすくなります。
年収はいくらなのか。 休日は何日あるのか。 通勤時間はどれくらいなのか。 残業はあるのか。
もちろん、どれも大切な条件です。
ただ、 採用にはもう一つの視点があります。
自分に何をしてくれるのか
何をしてくれるのか
採用する薬局にも、 「この人と一緒に働きたいか」 「この条件を提示してでも採用したいか」 という判断があります。
薬剤師側が勤務先を選んでいるのと同じように、 薬局側も薬剤師を選んでいます。
この両方の視点を持てるようになるだけでも、 転職活動の考え方はかなり変わるのではないでしょうか。
転職するときこそ「自分が提供できる価値」を考える
転職活動では、 「もっと条件のいい求人を探したい」 と考えるのは自然なことです。
ただ、 年収を上げたいのであれば、 「なぜ次の薬局が今より高い年収を払ってくれるのか」 という反対側の視点も必要です。
何を提供できるのか。 この問いを一度考えてみてほしいと思っています。
管理薬剤師として店舗をまとめられる。 在宅業務を任せられる。 患者さんとの関係づくりが得意。 周囲と協力して店舗を回せる。 新しい取り組みを積極的に進められる。
価値の形は一つではありません。
大切なのは、 「私は薬剤師です」で終わるのではなく、 自分の経験や強みを少しずつ言葉にできるようになることだと思っています。
きょうりょく薬剤師転職が大切にしていること
きょうりょく薬剤師転職では、 求人を紹介して転職してもらうことだけを目的にはしていません。
なぜ転職したいのか。 今の職場では本当に実現できないのか。 次の職場で何を実現したいのか。 そして、その先にどんな薬剤師になりたいのか。
こうしたことまで一緒に考えてから、 転職という選択肢を見ることを大切にしています。
場合によっては、 「今は転職しない方がいい」とお伝えすることもあります。
なぜなら、 転職そのものが目的になってしまうと、 職場だけを変えて同じ悩みを繰り返してしまう可能性があるからです。
私たちが一緒に考えたいのは、
「どこへ転職するか」だけではなく、「これからどんな薬剤師になるか」。
薬剤師という資格は、 とても大きな武器です。
だからこそ、 その資格だけに頼るのではなく、 自分自身の経験、強み、考え方を積み上げていく。
それが、 これから長く薬剤師として働いていくうえで、 大切なキャリアの考え方なのではないかと思っています。
きょうりょく薬剤師転職が大切にしている転職支援については、 「きょうりょく薬剤師転職の強みと他社との違い」 でも詳しく紹介しています。
きょうりょく薬剤師転職
転職するかどうかも含めて、
一緒にキャリアを考えませんか?
「今すぐ転職したい」と決まっていなくても大丈夫です。
今後の働き方やキャリアについて整理したい段階からご相談いただけます。
無理に転職をおすすめすることはありません。
