2024年も、気づけば残すところあと1か月になりました。
忘年会やクリスマスパーティーといったイベントを控えている方も多いのではないでしょうか?
普段は機会がなくてお酒を飲むことが増えたり、外食続きで野菜不足に陥ったり、胃腸への負担が懸念される時期です。
胃腸に負担のかかるイベントに備えて!
食べ過ぎたあと、胃が痛い、胸やけがする・・・
そんな経験はありませんでしょうか?
消化できる限界量を超えて、食べ過ぎてしまうと、胃は無理してはたらいて食べ物を消化しようとします。
その結果、胃痛や胸やけといった症状が現れます。
食べ過ぎてしまったら、直後にガムを噛んで唾液が出るのを促す、胃の調子が戻るまでは消化が良いものを摂るなどのセルフケアを心がけましょう!
そして、胃腸薬を常備しておきたいところです。
年末年始は医療機関に受診するのが難しい期間もあります。
市販薬をあらかじめ購入しておき、おくすりで対処できる症状には自身の判断で服薬することをおすすめします。
薬局やドラッグストアで購入できる処方箋不要のおくすりについては「セルフメディケーション税制」といい、医療費控除が受けられる制度もあります。
胃腸薬の他にも、痛み止めや酔い止め、風邪薬、湿布など急な症状に備えておくと救急受診をせずに済むことがあるかもしれません。
店頭で購入できるおくすりがあります!
≪第1類医薬品≫ガスター10(第一三共ヘルスケア)
胃の不快な症状の原因となる胃酸の出過ぎをコントロールし、胃粘膜の修復を促します。
医療機関に受診した場合にも同じ成分のお薬(ファモチジン)が処方されることがあります。
≪第2類医薬品≫セルベール整胃錠(エーザイ)
胃粘液を増やす医薬品成分(テプレノン)と胃のはたらきを促す生薬成分が配合された胃粘膜保護薬です。
テプレノンは痛み止めや風邪薬を飲む際に、胃粘膜を守るため同時に処方されることもある医薬品成分です。
≪第2類医薬品≫ツムラ漢方安中散料エキス顆粒(ツムラ)
胃痛や胃もたれに用いられる漢方薬です。
冷えた胃を温めることで動きを良くし、胃酸が過剰に分泌するのを防ぎ、不快な症状を改善します。
もともと胃腸が弱い方やストレスによる慢性的な胃炎にも適しています。
さいごに
市販のおくすりを飲んで様子をみても、効果が感じられない、症状が悪化していくことがあれば、早めに医療機関に受診し、適切な治療を受けましょう。
検査によって、思いがけない病気が見つかる場合もあります。
また、胃腸症状に効果のある薬は、世の中にたくさん存在しますので、店頭の薬剤師や登録販売者にご相談くださいね。
【参照】
<記事を書いたライター> |