2月20日はアレルギーの日、毎年2月17日~23日はアレルギー週間というのをご存知でしょうか?
日本では、花粉症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、食物アレルギーなどに代表されるアレルギー疾患に悩まされている患者数は、人口の50%以上とも言われ、いまや国民病として重要視されています。
アレルギーって?花粉症って?
アレルギーとは、免疫系が通常は無害な物質(アレルゲン)を有害と認識し、過剰な反応を引き起こす状態です。
軽度の症状から生命を脅かすアナフィラキシーまで、多岐にわたります。
アレルギーは誰にでも起こり得ることですので、原因物質を特定し接触を最小限にとどめることが大事です。
とくにこれからの時期に悩まされる方が多い花粉症ですが、これは植物の花粉が原因となるアレルギー症状のことです。
春のスギやヒノキ花粉が代表的で患者数は年々増加しています。
マスクを着用することで鼻の粘膜に花粉が付着するのを防いだり、抗ヒスタミン薬を使用することで症状の緩和が期待できます。
抗ヒスタミン薬とは、体内でアレルギー反応を引き起こす「ヒスタミン」という化学物質の作用を抑える薬です。
抗ヒスタミン薬には種類が多いため、症状やライフスタイルに合わせて服用する薬を選択しましょう。
症状が出る前から薬を使用しておくことも効果的です。
店頭で購入できるおくすりがあります!
【第二類医薬品】アレグラFX(久光製薬)
医療用と同成分・同量で、1錠当たりフェキソフェナジン塩酸塩60㎎配合されている第二世代の抗ヒスタミン薬です。
1日2回で一日中しっかり効果が続き、眠くなりにくい成分です。
【第二類医薬品】フルナーゼ点鼻薬(HALEON)
花粉症(季節性アレルギー)専用の点鼻薬です。
鼻水、鼻づまり、くしゃみに対しフルチカゾンプロピオン酸エステル(ステロイド薬)配合の鼻用スプレーが直接効きます。
ステロイド薬ですが、全身的影響が少なく、医療用と同成分・同量配合なので鼻症状に大きな効果が期待できます。
【第二類医薬品】ロートアルガード(ロート製薬)
目のかゆみ・結膜充血に効くスタンダードな目薬です。
花粉による目のかゆみに効果があります。
ハードコンタクトレンズ装用中にも使用できます。
さいごに
長期にわたる使用、妊娠中や授乳中の使用は、必ず医師に確認してください。
他のおくすりとの相互作用がある可能性があるため、服用中のおくすりについて医師や薬剤師に相談してください。
おくすりで正しくアレルギー症状をコントロールし、花粉に負けない快適な春を迎えましょう!
【参照】
・アレルギーの日・アレルギー週間|公益財団法人日本アレルギー協会
・アレルギー専用鼻炎薬 アレグラFX|久光製薬株式会社
・フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>
・ロートアルガード|ロート製薬:商品情報サイト
<記事を書いたライター> |