【※この記事は2024年10月3日に更新されました】
現代の医療環境では、薬局がHPを持つことがますます重要視されています。
インターネットの普及により、患者は情報を手に入れ、薬局を検索する際にオンラインを活用しています。
薬局がHP制作を行い、採用情報をオンラインで提供することは、優れた人材を確保し、薬局運営の基盤を強化する上で非常に重要です。近年、優秀な医療専門家や薬剤師を求める競争が激化しており、その中で薬局がオンラインでアピールを行うことは欠かせません。
この記事では薬局がHP制作を行う重要性をメインに、そしてさまざまなメリット・デメリットをお話していければと思います。
薬局がHPを持つ重要性
薬局がHPを持つ理由は、基本的に以下4つです。
・認知信用の獲得
・オンライン対応
・在宅獲得の営業と強化
・優秀な人材採用と採用コストカット
上記の目的の中でもHPを持つ重要性の優先順位があります。それは
採用活動の強化>認知・信用拡大=オンライン対応>在宅獲得の営業
です。
転職の際に薬局のHPを見ている割合は「89.2%」
もしあなたが転職をする場合、何を基準に転職を考えるでしょうか?
「年収」「職場の雰囲気」「自宅からの距離」「ライフワークバランス」等さまざまな要因があるかと思います。
それらを全て網羅した情報が得られるツールがHPであり、転職者の89.2%はHPを見ています。
出典元:エン人事のミカタ by エンジャパン
https://partners.en-japan.com/special/200408/
求職者が入社するまでの流れ
求職者が転職をするまでの流れは以下図のようになっています。
出典元:株式会社Cavitte
https://cavitte.co.jp/人事/採用コストと採用工数の関係性を知って/
HPは求職者が応募に至るまでの過程を補助するためのものです。言い換えればHPがなければ求職者からの応募数も激減してしまうということです。
また応募から入社にかけては面接でしっかりと双方の考えを伝えてミスマッチなく入社いただくことがベストです。
採用関係者側の注意点は別記事にてまとめておりますので、そちらをご参考ください。
【令和6年度調剤報酬改定】による影響
令和6年度調剤報酬改定では「医療DX推進体制整備加算」が新設されました。
施設基準に
「医療DX推進の体制に関する事項及び質の高い診療を実施するための十分な情報を取得し、及び活用して診療を行うことについて、当該保険医療機関の見やすい場所及びウェブサイト等に掲示していること。」
ウェブサイト等に掲示することが明記されています。
算定要件を満たすためには、HPを持つことが必須であると言えます。
医療DX推進体制整備加算は、令和6年10月から見直しが実施され、マイナ保険証の利用率により、開始当初の4点から7点、6点、4点の3段階に再編されました。
調剤基本料の加算であることから、薬局にとっては貴重な収入源です。
調剤報酬改定から4カ月で加点に転じたことから、国を挙げて医療にDXの流れを・・・という思いがうかがえます。
HPを持たないがために加算が算定できないことは「得られたはずの利益を逃している」といっても過言ではありません。
薬局が他社でHP制作をするメリット
時間の削減が行える
薬局HPの作成にはある程度の時間を有します。近頃ではWordPressというCMSが主流となっているため、ただ単にHPを制作すること自体はそんなに難しいことではありません。
しかし、WordPressの知識だけでは、自身が思うようなオリジナリティのあるサイトを制作することは困難です。ある程度他社と差別化を図るHPを作るためには、HTMLやCSSを扱える必要がありますが、自身でそのスキルを習得することは多少ハードルが高いです。
自身では作成困難な専門的なサイト構築が可能
薬局HPを主流としている会社はさまざまなHPを作成しています。つまりその作成分のノウハウが蓄積されており、閲覧者の動線を意識したサイト構築が可能となります。
また採用面においても自社の理念や求める人材の誘導もできるように構築するノウハウもあるため、自身で制作するよりも高水準のHP制作が可能となります。
サーバートラブルに対応が可能
HP制作をしたときから、必ずついてくるリスクとしてサーバートラブルがあります。
そのため公開してからも適切なセキュリティ対策や保守管理をし続けて行かなくてはいけません。
知識が不足しながら、片手間での作成や保守管理となると、適切な対策が取れず、知らない間に攻撃にあっていたということもあります。
結果として、せっかく苦労して作成したHPが使い物にならなくなってしまうこともあります。
HP制作会社によっては付加価値がつく
HP制作会社にも「HP制作のみを行なっている会社」と「それ以外のサービスも行なっている会社」があります。
例えば、弊社が運営するMedical Web Design
人材系のサービス
メディアサービス
を行なっているため、人材流入に特化したサイト構成や、メディアを使った露出により、「SEO対策がとりやすい」「薬剤師が閲覧しやすい」といったメリットがあります。
こればかりは自社作成ではどうしようもない部分となりますので、完全に付加価値と言えるでしょう。
薬局が自社でHP制作を行うメリット
初期費用を抑えられる
1番のメリットは初期費用を抑えられることです。
制作会社にもよりますが、薬局HP制作には30万円程度のお金がかかります。また薬局HP作成会社には毎月15,000円など高額の維持費用も発生する場合もあります。
内容の変更をしたい時にすぐに変更ができる
薬局HP制作会社に保守管理もお願いした場合、修正内容によっては反映までに時間がかかってしまうこともあります。自身で作成をすれば、空いた時間を有効活用してHPの更新やページの追加を自由に行えるというメリットがあります。
しかし、薬局HP制作会社の中には、内容の変更方法を薬局にお伝えして、自身でも変更できるように指導してくれる会社もあるため、その場合はしっかりと説明を聞いた上で自身で変更をすることも可能になります。
薬局HP制作スキルが向上する
自分で薬局HPを制作することで、自身のスキルアップにも繋がります。スキルアップすることでできる範囲も増えてより柔軟性に富んだHPを持つことができるようになります。
ドメイン・サーバーの準備については、少し専門的な内容も含んできますし、デザインを凝るとなるとHTML・CSS・JavaScript・PHPの知識やデザイン理論の知識も必要となります。
しかし自分で色んなことを調べながら、トライ&エラーで進めていくことで、自分の求めているHPを手にいれることができるでしょう。
薬局がHPを持っていなかったが故に起きたデメリット一覧
ここからは薬局がHPを持っていなかったためのデメリット一覧を記載いたします。
デメリット①退職者が出た時、薬剤師の補填に困った。
・薬剤師を採用する際、HPが用意されていて、HPから採用を行う事ができていれば、紹介会社への高い紹介手数料(目安150万程)を払わずに済んだ。
・長期で活躍してくれる、優れた薬剤師の確保に難航した。
・転職者の9割がHPを確認するので、HPの無い薬局は情報が少なく、対象外になってしまっていた。
・薬局の雰囲気が伝えられないので、実際に働いた際のギャップ解消ができておらず、早期退職してしまった。
・採用の強化の鈍化で、チーム全体の鈍化に繋がった。
デメリット②薬局の電子化に乗り遅れ、売上が減少
・LINE処方箋予約の導入時に、QRコードの取得や手順の確認など、HPが無くて分かりづらく、導入を辞めてしまう人がいた。
・オンライン服薬指導の導入を考えたが、HPが無かったためそもそもできなかった。
・オンライン予約や処方箋のリフィルを依頼できる仕組みを導入することでの便利でスムーズなサービスが提供できなかった。
・多くの患者や顧客はインターネットを使用して情報を検索し、薬局を見つけることが一般的。なのに、HPがなくて、新規の患者を引き寄せる機会が減ってしまっていた。
デメリット③信用を持たせにくい。
・HPの情報が無くて、患者さんが、薬局に入るの事の不安に繋がった。
・会社や薬局が、本当に実在するのかと言う不信感を持つ患者さんがいた。
・HPを持っている競合薬局より劣ったイメージになっていた。
・ネットの検索で出てきた電話番号が本物なのか心配で警戒している患者さんがいた。
・安心感が持たれなかったり、ブランディングが困難になっている。
・補助金の申請の際、HPの記入欄が書けなくて、信用に欠けた。
デメリット④在宅患者さんが増えにくい
・在宅営業を試みたが、HPが無くて、患者さんの獲得に難航した。
以上のようなデメリットの声が上がっているため、多くの薬局はHPを活用して情報発信や顧客サービスの向上に努めている現状がある。将来に備える為、これらのデメリットを全てメリットに逆転する為のツールとしてHPを用意する事は、必要不可欠と考える。
薬局特化のHP制作会社「Medical Web Design」に任せる事のメリット一覧
弊社ではHP制作サービスである「Medical Web Design」を運営しております。
以下に弊社サービスの詳細記事がございますが、簡単に本記事でも触れていきます。
【人材不足の薬局・クリニック必見】Medical Web Designのホームページ制作が人材獲得に特化している理由を徹底解析!
メリット①SEO対策で目立ちやすくなる
・SEO対策が徹底されている為、自作より検索上位に上がりやすくなる。
・薬剤師紹介サービスも行っている会社なので、人材流入に特化したサイト構成や、メディアを使った露出により、より多くの薬剤師の目に触れやすくなる。
メリット②連絡一本でトラブルの対処して貰える
・セキュリティ対策を、要望があれば証明書の発行から設定まで対応可能。
・サーバートラブルへの対処や保守管理を任せられる。(知らない間にサーバー攻撃にあっているというような不安から解放されます)
メリット③プロ仕様の本格的なHPを作成して貰える。
・有料の雛形で調整できない範囲も、HTMLやCSSと言った複雑なコードの記入で調整できるので、オリジナリティのあるHPが作成可能。
・制作の手間が省ける。
・ZOOM面談でのヒアリングや、ラインワークスによるスキマ時間でのメッセージなど、多忙な中でも連絡のやり取りが可能。
・全体の構成変更にも柔軟に対応可能。
・自身では作成困難な専門的なサイト構築が可能。
メリット④価格帯が明確
・弊社が運営する人材サービス「きょうりょく薬剤師」を使った薬剤師紹介手数料が5%割引が可能なので、HP制作料金1本分が実質無料で可能。
・価格帯を明確化し、統一してるので、想定外の高額な費用にはならない。(等しく価格は30万円)
(保守管理料は月3000円〜応相談と、安価に設定)
・薬局に特化したHP制作会社なので、薬局のHPを作るのであれば、他のHP制作会社よりも、望んだ形を作りやすいと自負しています。
まとめ
本記事はいかがでしたでしょうか。
薬局業界はDX化が進んでおり、薬局もHPを持つことは当たり前・無ければ損をする時代になってきました。
人力で作業をできる方であれば、HPを持つこと自体は簡単ですが、世の中に周知することはとても難しく、その周知をしてこそ薬局HP制作をする意義があるかと思います。