薬剤師が運営する健康情報サイト

そろそろ流行?インフルエンザB型の症状・治療と出席停止期間の目安

    風邪と勘違いしやすい?大人と子どもの症状の違い、感染期間と登園・出勤の目安をわかりやすく解説

    「もうインフルエンザは落ち着いたと思っていたのに」
    そんな時期に増えてくるのが、インフルエンザB型です。

    発熱がそこまで高くないこともあり、「ただの風邪かも?」と見過ごされがちですが、だるさが長引く・子どもはお腹の症状が出やすいなど、注意が必要です。

    インフルエンザには主にA型とB型があり、それぞれ流行の仕方や特徴が異なります。
    その中でもインフルエンザB型は、毎年冬の後半から春先にかけて注意が必要なタイプです。

    インフルエンザB型の主な特徴
    ・流行時期は冬の後半〜春先(2〜3月ごろ)
    A型の流行が落ち着いたあとに増える傾向があります。

    ・人にのみ感染するウイルス
    動物を介さないため、急激な世界的流行(パンデミック)は起こりにくいとされています。

    ・大流行は少ないが、学校や家庭内で広がりやすい
    集団生活の場では感染が広がりやすく、特に子どもを中心に流行することがあります。

    インフルエンザB型は「軽い」と思われがちですが、発熱や倦怠感などの症状が強く出ることもあり、油断は禁物です。
    流行時期や特徴を正しく知り、早めの対策を心がけましょう。

    これってインフルエンザB型?主な症状を大人・子ども別に解説
    インフルエンザB型は、A型と比べて症状が分かりにくいこともあり、「風邪かな?」と見過ごされがちです。
    しかし、大人と子どもで現れやすい症状に違いがあるため、特徴を知っておくことが早期対応につながります。

    大人に多いインフルエンザB型の症状
    ・38℃前後の発熱(高熱にならない場合もある)
    ・のどの痛み・咳・鼻水などの呼吸器症状
    ・頭痛・関節痛・強い倦怠感
    急激な高熱よりも、体のだるさが長引くケースが多いのが特徴です。

    子どもに多いインフルエンザB型の症状
    ・腹痛
    ・下痢・嘔吐などの消化器症状
    ・食欲低下・元気がない
    特に小児では、発熱よりもお腹の症状が目立つことが多く、胃腸炎と間違われることもあります。

    インフルエンザB型はいつから学校・仕事に行っていい?
    インフルエンザB型にかかった場合、周囲への感染を防ぐため、登校・出勤のタイミングには注意が必要です。
    再開の目安は、次の2つの条件を満たしていることとされています。

    【登校・出勤再開の目安】
    ・発症から5日以上が経過していること
    ・解熱後2日以上(※お子さまの場合は3日以上)が経過していること
    これは、症状が落ち着いたあとも一定期間は感染力が残るためです。

    なお、園・学校・職場ごとに独自のルールが定められている場合は、その指示が優先されます。
    事前に確認しておくと安心です。

    インフルエンザB型の検査と治療
    インフルエンザが疑われる場合、医療機関では迅速検査を行い、A型・B型の判別が可能です。
    症状や流行状況を踏まえて検査が行われ、結果に応じた治療が開始されます。

    インフルエンザB型の基本的な治療方法
    ・抗インフルエンザ薬(タミフル・ゾフルーザなど)
    ウイルスの増殖を抑え、症状の悪化や回復までの期間を短縮します。
    ・解熱剤などの対症療法
    発熱や頭痛、関節痛などのつらい症状を和らげます。
    ・十分な休養と水分補給
    体力の消耗を防ぎ、回復を早めるために欠かせません。

    抗インフルエンザ薬は、発症から48時間以内に使用すると効果が高いとされています。
    そのため、インフルエンザが疑われる症状が出た場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。

    インフルエンザB型は、家庭内で感染が広がりやすいため、自宅での過ごし方がとても重要です。
    次のポイントを意識することで、家族への感染リスクを下げることができます。
    ・タオルや食器は家族と分けて使用する
    ・マスク着用・手洗いを徹底する
    ・室内の換気をこまめに行う
    ・看病する人も無理をせず、体調管理を優先する
    家庭内感染を防ぐことは、家族を守るだけでなく、本人の回復を早める近道にもなります。

    インフルエンザB型は、A型に比べて流行時期が遅く、症状が分かりにくい一方で、倦怠感などの症状が長引きやすいという特徴があります。

    「風邪かもしれない」と無理をせず、発熱や体のだるさ、のどの痛みなど体調に異変を感じたら、早めに医療機関へ相談しましょう。
    早期対応が、重症化や感染拡大を防ぐポイントです。

                    

    【参照】
    2025/26 シーズンのインフルエンザ治療・予防指針 | 公益社団法人 日本小児科学会
    インフルエンザ | 国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト
    【医師監修】インフルエンザB型はA型とどう違う?これからの季節に取り入れたい対策 | 健栄製薬

    <記事を書いたライター>
    本記記事は薬剤師資格を持った「Medical Web Design」の運営担当が執筆しております。
    <Medical Web Designとは>
    薬局・クリニック等の医療機関専門のHP制作会社です。
    医療×ITを目指したサービスで「保守管理」「健康記事更新」「Googleマップ対策」等一貫して対応可能です。
    HP制作をお考えの方は↓をクリック。
    「Medical Web Design」

    • 記事を書いたライター
    • ライターの新着記事

    薬局・薬剤師のさまざまな課題を解決するために健康情報発信しているサイト【Medi-UP】のライターが運営しています。 実務経験のある薬剤師で構成されており、薬剤師としての日々の業務で得た知識や経験を活かして、多数の記事を投稿しています。 HP制作をお考えの方は「MEDISKILL」で検索を!

    1. 健康たより2月号

    2. そろそろ流行?インフルエンザB型の症状・治療と出席停止期間の目安

    3. 長期休み明けに体調を崩しやすいのはなぜ?自律神経の乱れと整え方

    PAGE TOP