季節の変わり目は、喘息が悪化しやすいことで知られています
喘息は、症状がなくても気道にアレルギー性の炎症が存在する病気です。 治療をせずそのままにしておくと、炎症のために繰り返し喘息の発作が起きてしまいます。 治療としてはアレルギーが悪化する原因を防ぐことや、アレルギーの炎症を薬でしずめて発作が起きないようにすることが挙げられます。 喘息の発作は、季節や日内で起こりやすいタイミングがあることが知られています。 前日よりも気温が下がったり、台風などの季節の変わり目、また、一日の中では早朝や夜間に発作が起きやすいという特徴があります。 急激な気温の変化を避け、体温を一定に保つよう心がけること発作予防につながります。 とはいえ、外出時など外気に触れざるを得ない場面があるかと思います。 そんなときには、マスクの着用や、体温調節しやすい洋服選びで対策することが効果的です。 症状がある方は処方薬を必ず携帯し、定期的に受診をしましょう。 喘息は日頃のコントロールが重要な病気です。 発作を引き起こす原因は、今回触れた内容に限らず様々ですので、気になる症状がある方は一度受診してみてくださいね。 |
【参照】
・病気がみえる vol.4 呼吸(第3版 2018年12月発行)
・C-01気管支ぜんそく-C.アレルギー性肺疾患|一般社団法人 日本呼吸器学会
・喘息予防・管理ガイドライン2021|一般社団法人 日本アレルギー学会
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